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都会の夜は明るすぎる? 東洋大学で「ダークスカイ・トーク」開催へ

過去の講演会の様子

過去の講演会の様子

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 文京区の東洋大学白山キャンパス(文京区白山5)で10月3日・18日、11月7日の3夜にわたって、光と闇を考える講演会「秋の夜長にダークスカイ・トーク」が開催される。主催は、国際ダークスカイ協会。

今回はこれまでで最大規模の講演会となる

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 同協会は、人工照明による光害問題に取り組むNPO団体。光害を抑え、省エネにも配慮した良好な光環境の形成を目指し活動する。今回のイベントは、2015年が国際連合の定めた「国際光年」であることを機に同協会が企画。3夜にわたって「星」「闇」「光」の専門家が、美しい夜空を守る価値や自然界における暗闇の大切さ、環境と調和した照明の使い方などについて講演・対談を行う。

 10月3日は「星」をテーマに、天文学者の海部宣男さんによる「人と星空」、星景写真家・天文学者の大西浩次さんによる「宇宙と地球の光の中で」と題した講演を実施。同日の講演終了後には、天体観望会も予定する。10月18日は「闇」をテーマに、動物写真家の小原玲さんによる「蛍と日本の暗闇」、体験作家・闇歩きガイドの中野純さんによる「闇遊びの国、日本」と題した講演。11月7日は「光」をテーマに、照明デザイナーの面出薫さんと芝浦工業大学システム理工学部教授の中野恒明さんによる対談「2050年の夜景を考える」を実施する。

 同協会東京支部代表事務局を務める東洋大学経営学部准教授の越智信彰さんは「夜でも明るすぎる都会の日常に、少し疲れてしまっている現代人も多いのではないかと思う。本講演会で、満天の星や闇を舞うホタルの映像などを見てリラックスしていただくと同時に、暗いことの価値や必要性、明るすぎることの問題点に気付いていただければ」と話す。

 各日ともに17時開場、17時30分開演。10月3日に予定する天体観望会は19時40分から。入場無料。要事前申し込み。申し込みはホームページから受け付ける。

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