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文京区が舞台のショートフィルム、GYAO!で限定公開-濱田岳さん主演「Miss Fortune」

映画のポスター ©マツオ計画

映画のポスター ©マツオ計画

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 文京区を舞台に撮影された心温まるコメディータッチの短編映画「Miss Fortune」が現在、「GYAO!」で無料で限定配信されている。監督は水落豊さん、主演は濱田岳さん。同区内のマツオ計画(文京区湯島2)が製作した。

映画内のワンシーン。部屋の撮影も文京区内のアパートを実際に借りて行った

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 何をやってもうまくいかない不運な日々を送る青年・神田明(濱田さん)が、本来は見えるはずの無い守護霊が見えるようになってしまうことから物語が始まる。同作品の撮影は9割以上が文京区内で行われ、本郷の「喫茶ルオー」をはじめ、小石川の伝通院や湯島の無縁坂など、文京区を知る人ならばどこかで見たことのある景色が度々登場する。

 同作品は1998年に統廃合された文京区立第四中学校の同窓生3人が、「地元のために何かできないか」と企画。共通の趣味が映画であったことから、「じゃあ映画をつくってみようかとなった」とプロデューサーで発起人の1人である松尾弘匡さんは語る。

 早速何人かの監督に声を掛け、企画を依頼。その中に「偉大なる、しゅららぼん」でメガホンをとった水落豊監督もいた。松尾さんと水落さんは旧知の仲。以前より水落さんがオリジナル映画を撮りたいと話をしていたことを思い出し、声を掛けてみると1週間ほどで企画が上がってきたという。

 発起人たちによる選考の結果、水落さんの企画が採用。台本をアテ書きされていた主演・濱田さんも多忙な中ではあったが、監督との信頼関係から参加を快諾。今回の映画が実現した。

 映画を見た人からは「すごく身近な場所が描かれていて、親近感をもって見ることができた」など評判は上々という。これまでは、昨年7月に文京シビックセンター小ホールで行われた上映会で上映したのみ。さらに多くの人に見てもらうため、今回のネット配信が決まった。

 松尾さんは「今、街にいる人が少なっている。この映画を契機にもっと文京区に興味を持ってくれる人が増えてくれれば」と期待を込める。「今後は文京区映画祭のプロデュースを目指して、芸術的で楽しい街・文京を創るための起爆剤になっていきたい」(発起人)とこれからの活動にも意欲的だ。

 配信は4月15日まで。無料。

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