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文京・本郷で「すぎ山食堂」がランチ営業 初のキッチンカーで

「すぎ山食堂」の杉山大樹さん(右)と宮武さん(左奥)

「すぎ山食堂」の杉山大樹さん(右)と宮武さん(左奥)

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 東京大学の料理好きな学生らによる「すぎ山食堂」が3月6日と7日、コミュニティースペース「HONGO22515」脇の駐車場(文京区本郷4)でキッチンカーによるランチ営業を行った。

イートインスペースを提供した「HONGO22515」

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 すぎ山食堂は、ファシリテータの杉山大樹さんが東京大学在学中に友人を自宅に招いて食事を振る舞う「500円でお代わり自由、食べたいだけ食べてもらう方式」のイベントを開催したことが始まり。杉山さんは「友人が友人を誘ううちにメンバーは500人を超え、テレビ局から取材を受けるほど話題となった」と振り返る。キッチンカーでの営業は今回が初めて。想定していた出店場所の都合が付かなくなったことから地域に呼びかけ、駐車場オーナーや近隣企業などの協力を得て、開催にこぎ着けた。

 当日は、東京大学大学院工学系研究科に在学中の宮武茉子(まこ)さんが「ゲストシェフ」を務め、ラム肉とココナツオイルに10種類のスパイスを合わせた「けまこの絶品ラムチャーハン」(700円)を提供した。両日ともSNSでイベントを知った人などが集まり、各日40食ほどを準備したランチは昼過ぎに完売した。

 杉山さんは「おしゃれでおいしいすぎ山食堂の進化版。HONGO22515のイートイン・スペースには、キッチンカーを囲んで世間話をするなど、コロナ自粛で沈みがちな街に一時の対話空間が作られていた」と話す。

 宮武さんは「天候の事情で開催できないかと思ったが、たくさんの人の協力により料理を提供でき、感謝している」と話す。「知り合いのレストランで閉店後に仕込みをさせてもらったが、終電までに40食分しか仕込みができず、完売後に来てくれた人が何人もいたので申し訳なかった。次回はもう少し多くの方に提供できるよう頑張りたい」とも。

 3月13日と14日は、東京大学前期教養学部在学中の根岸陸さんがシェフを担当し、前回同様HONGO22515横の駐車場で11時から14時までランチを提供する。13日は「大豆なのに!?マジうまタコライス」を、14日は「お魚フライのタルタル丼」のメニューを予定している。

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