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「文京映画祭」 6回目開催を初のバーチャルで

「文京映画祭」のバーチャル会場

「文京映画祭」のバーチャル会場

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 文京区民と地元企業が連携して取り組むイベント「文京映画祭」が3月20日、初めてのバーチャル会場で開催される。

初のバーチャル開催となる「文京映画祭」

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 「映画で広げよう、みんなの輪!」をテーマに、文京区在住・在学・在勤者による自主制作映画や、区内撮影や区にゆかりのある映画を上映するイベントとして2016(平成28)年から毎年開いてきた同映画祭。昨年3月に予定していた第5回は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて中止となった。6回目となる今年は実会場での開催を中止し、バーチャル空間で行う。

 当日は、バーチャルSNS「cluster」(運営=クラスター)を利用したバーチャル空間に、第1回開催からの会場である文化シヤッター本社内・BXホール(文京区西片1)を再現する。参加者は、PCまたはスマートフォンから専用ページにアクセスしてアプリケーション「cluster」をダウンロードし、アカウント登録することでアバターを介して世界中のどこからでも無料で参加できる。アバターを介したコメント機能があるほか、リアクションや感情を伝えることも可能。

 実行委員会事務局長の松尾遼さんは「(同映画祭の)オンライン化は昨年の中止時から検討していたが、世の中のオンライン化が進む中、あえてみんなが同じ場所に集まる映画祭という触れ合いやそこで生まれる輪を大事にしたいという思いからちゅうちょしていた」と話す。「今回、アバターを介した交流ができるバーチャルSNSの存在を知り、これならば映画祭の良さを残しつつオンライン開催ができるのではないかと、数カ月前から研究を重ねて実施にたどり着いた。初回から会場提供を受けているBXホールが文京映画祭の一つのアイコンであると考え、東京ケーブルネットワークの協力の下、実会場の3D空間スキャンとCGによるバーチャル会場化に取り組んだ」とも。

 上映作品は、区内小学生が制作した映画や、郁文館グローバル高校(初参加)・都立工芸高校・東京大学・東洋大学・文京学院大学・尚美ミュージックカレッジ・跡見学園女子大学などの区内学校・大学による作品のほか、今回初参加となるフランス・パリのラスパイル高校による作品など。区公式プロモーションビデオや、「Vtuber渚」などの作品も見ることができる。

 松尾さんは「前回上映できなかった作品を含め、いくつかの新作も上映する。毎年の目玉である小学生による映画作品は、小学生が自発的にSDGsをテーマに取り上げてオンライン撮影をした魅力的な作品。多くの人に楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は11時~17時30分。参加無料。ユーチューブの生配信も行う。

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