
湯島小学校(文京区湯島2)に併設されている生涯学習施設「アカデミー湯島」で8月2日、区内の親子9組23人がみそ玉作りやおにぎり作りに挑戦するワークショップ「親子食育イベント」が行われた。
区内の子育て世帯を支援する「文京区こども宅食」(千代田区)と、区内に本社を構える「ひかり味噌(みそ)」(本郷3)、「全農パールライス」(千代田区)が初めて連携。「子どもたちに楽しい夏の思い出を届け、自立心を育むきっかけに」と企画した。
当日は、みその原料や作り方をクイズ形式で学んだ後、味わいの異なる3種類のみそを食べ比べ。参加した保護者の一人は「みその匂いや味の違いが勉強になった。同じ素材でも配合で変わるのがすごい」と話していた。
続いて親子でみそ玉作りとおにぎり作りに挑戦。おにぎりには全農パールライスが提供した米を使った。「子どもに玄米を食べさせたことがなかったので、良い経験になった」という声も聞かれ、同社の小暮瞳さんは「体験の機会が鍵になると実感した」と語った。
ひかり味噌の木村文音さんは「火を使わずに作れるみそ玉は、忙しい保護者の助けにもなるはず」と話す。こども宅食の関谷道子さんは「夏休み中の子どもたちに楽しい体験を提供したかった。保護者のリフレッシュにもなればうれしい」と話す。
主催者は「非常に手応えを感じた。今後もこうした機会を継続して作っていきたい」と意欲を見せる。