東京都女子サッカーリーグ5部の第2節が5月24日、東京大学農学部グラウンド（文京区弥生1）で行われ、文京LBレディースはFCチャレンジに3対0で勝利し、ホーム開幕戦を飾った。

整列する選手たち

　文京にとってホーム開幕戦となった第2節。開始早々はチャレンジの激しいプレッシャーに苦戦するが、MF大坪が一瞬の隙を突き右サイドの裏を抜け出し、ゴール中央へセンタリング。一度は相手DFにクリアされたが、ペナルティーエリア外中央で待ち受けていたMF長谷部がダイレクトでミドルシュート。

　試合後に「たくさんの声援が、プレー中も聞こえて、とても力になった」（長谷部奏選手）と振り返ったように、ホームのサポーターの声援が生み出した先制ゴール。以降、文京は勢いに乗り、前半を1-0のリードで折り返す。

　後半も文京のペースで試合は進む。39分にはMF後藤からのフリーキックにMF戸枝が左足で合わせてダイレクトボレー。スコアを2-0とする。48分には、MF大坪がMF戸枝からの浮き玉に反応。キーパーを冷静に交わしてダメ押しとなる3点目のゴールを決めた。試合を通して、チャレンジに1本のシュートも打たせなかった守備陣の奮闘も光った。

　1ゴール1アシストの活躍をした戸枝美咲選手は試合後、「ホームの開幕戦、たくさんの方に見守られ勝利することができてうれしい。次節もチーム全員で勝利にこだわり、見ていて楽しいサッカーをしたい」と意気込んだ。また、2戦連続の0封について大多和愛選手は「活動が始まる前から、文京区の方々の熱い反響を感じていたので、ホームで勝ち星を挙げられてホッとした。3得点できたこと、2試合続けて無失点で切り抜けられてとてもうれしい」と話した。

　文京は次の第3節、ホームの東京大学農学部グラウンドで5月31日、キディFCと対戦する。