
カフェ「PARADIS(パラディ) 小石川本店」(文京区小石川3)が10月1日、キンモクセイとイチジクをテーマにした秋限定のパフェ2種の販売を始めた。
無花果(イチジク)ブリュレのパフェと、金木犀(キンモクセイ)のフルール・パルフェ
同店は2013(平成25)年2月、「オリーブ通りの町の小さなケーキ屋さん」として開業。2021年、店内とテラス席を「サロン ド テ」として使える空間にリノベーションした。ケーキに加えて毎日焼きたてのパンを提供する現在のスタイルになった。経営はバルニバービ(大阪市西区)。
「季節を咲かせる、フルール・パルフェ」をテーマに、花と果実を組み合わせたグラスデザートを季節ごとに展開。今年4月に着任した同店パティシエの小池友美さんが提案し、これまでにアジサイやヒマワリ、モモをテーマにしたパフェを提供してきた。
今回登場したのは「金木犀(きんもくせい)のフルール・パルフェ」(1,800円)と「無花果(いちじく)ブリュレのパフェ」(2,200円)の2種。キンモクセイのパフェは、茶葉を粉砕してクッキーやメレンゲに練り込み、抽出したものをジュレやコンポートに使用。和ナシのコンポートや洋ナシのソルベを重ね、マスカルポーネクリームとモンブランクリームで仕上げた。イチジクのパフェは、フランス原産の希少な黒イチジク「ビオレ・ソリエス」や国内の農家から仕入れた樹上完熟イチジクを使用。スパイス香るコンポートや紅茶ジュレ、焦がしバターキャラメルアイスやクレームブリュレで濃厚に仕立てたという。
小池さんは「国内の農家から仕入れたイチジクは、中に蜜が詰まっていて驚くほど甘い。キンモクセイは茶葉をさまざまな形で使い、香りを多層的に表現した」と話す。客層は学生から親子連れ、高齢者まで幅広く、2種を一度に食べる客もいるという。
営業時間は10時~19時。販売は11月30日まで。