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文京・千石の7会場で一箱古本市 「映画」テーマに40店超出店

「千石ブックメルカード」主宰の松本貴子さん

「千石ブックメルカード」主宰の松本貴子さん

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 一箱古本市「千石ブックメルカード」が10月12日、文京区千石の7会場で行われた。

「千石ブックメルカード」の様子(1)

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 段ボール1箱分の古本を持ち寄って販売する同イベント。2019(平成31)年に初回を行い、今回で5回目となる。今回のテーマは「映画」。各店主は映画の原作本を中心に思い思いのジャンルの本を販売した。

 千石ブックメルカード主宰の松本貴子さんは「母が家の玄関先で本棚を置いて地域の子どもたちに開放する文庫活動をしていたことがきっかけで本が好きになった。小さい時の記憶は残ると思うので、自分も地域活動をしたいと考えていた」と話す。

 会場は「ギャラリー千」「キュリナ・クラフトビアガーデン」「福音館書店」「魚留ガレージ」「童心社」「月道青果店」「ユニークスキッズ」の7カ所。当日は40店舗以上が出店した。

 関連イベントとして、千石図書館では児童向け短編映画「おまえうまそうだな」の上映やカードマジック、人形劇「三匹のやぎのがらがらどん」を行った。童心社4階「KAMISHIBAI HALL」では、千石在住の倉持歩さんによる短編映画「おとなりさん」の上映や、脚本家・今井雅子さんによる紙芝居の実演、オリジナル絵本作りのワークショップを行った。福音館書店では絵本の読み聞かせを4回に分けて実施した。

 併せて、「コピいち絵本」作りのワークショップ(100円)、「なみのおむすびや」では煮干しの解剖ワークショップ(500円)を行った。ギャラリー千では茶道裏千家による「にゃん茶会」(500円)を、キュリナ・クラフトビアガーデンでは地域の飲食店による出店を行った。

 松本さんは「毎年テーマを変えることで、繰り返し来てくださる方にも楽しんでもらいたいと思っている。今年は地域の人から映画制作ワークショップの話を聞いて、映画をテーマにした。本好きな人は穏やかな空間を好むと思うので、そうした雰囲気を大事にしながら、無理せず長く続けていきたい」と話す。

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