ホテル椿山荘東京(文京区関口2)で10月30日、藤田観光の設立70周年記念企画「あなたの夢かなえます~7つの夢旅~」の一環で、スイートルームの清掃体験が行われた。一般応募した外崎美華さんが、高級ホテルの清掃技術を間近で学んだ。
藤田観光は1955(昭和30)年の設立以来70年を迎え、「感謝の思いを込めて」顧客の夢をかなえる企画を展開。900通以上の応募から7つの夢を選び、11月末までに全ての夢を実現する予定。同ホテルでは9月にシェフと一緒に両親へのサプライズディナーを準備する夢も実現しており、今回の清掃体験は4つ目の夢として行われた。
外崎さんは日頃、別の旅館で料飲部門に勤務する中で高級ホテルのスイートルームに興味を持ち、プロフェッショナルな清掃がどのように行われているのか疑問を抱いていた。当日は同ホテルの清掃担当である浅井寿則さんの指導の下、細かいチェックポイントを確認しながらベッドメーキングなどを体験した。
外崎さんは「実際に体験してみて、とても大変な仕事だということが分かった。清掃担当の皆さんが誇りやこだわりを持って仕事に向き合っているのがとても印象的だった」と話す。
清掃を指導した浅井さんは「日々、お客さまに『第二のわが家』と思っていただける清掃を心がけている。今回、清掃の技術だけでなく、私どもの思いも伝えることができてうれしかった」と笑顔を見せる。
企画プロジェクトメンバーの山中愛さんは「設立70周年を記念して、当社を支えてくださっているお客さまへ感謝を込めて、この企画の準備を進めてきた。夢をかなえられた時の笑顔や、喜びの声に触れることで、私たちも改めてお客さまとのつながりの大切さを実感した」と振り返る。