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本郷で「子どものいない人の老後不安」を考えるイベント 沢村香苗さんが講演

イベントを主催する一般社団法人WINK 代表理事の朝生容子さん

イベントを主催する一般社団法人WINK 代表理事の朝生容子さん

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 本郷の文京区民センター(文京区本郷4)で11月29日、子どものいない人が地域で安心して暮らせる社会を考えるイベント「子どものいない人の『老後不安』に向き合う~起きていることを知り、現役世代から備えよう~」が行われる。主催は一般社団法人「WINK(ウインク)」。

子どものいない人の「老後不安」に向き合う_開催チラシ

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 同法人は「子どものいない人が、自分らしい人生と安心できる老後を築くために学び合う場づくり」を掲げ、オンラインでの老活・終活コミュニティー「WINKo Lab.(ウィンコラボ)」などを展開している。今回は、文京区社会福祉協議会の提案公募型協働事業「Bチャレ」に採択された取り組みとして、地域に根ざした活動の第一歩となる。

 イベントは2部で構成。第1部は単身高齢者問題の専門家・日本総合研究所の沢村香苗さんが「子どものいない人のための『老後ひとり難民時代』を生き抜く~地域社会との関わり方~」と題して講演。書籍『老後ひとり難民』でも取り上げた調査結果を元に、身元保証や生活支援など現実に起きている課題とその対応策を語る。

 第2部は参加者同士が語り合う「ワールドカフェ形式」の対話会を実施。「自分が備えること」「地域にお願いしたいこと」「自分ができること」の3つの観点から意見を交わし、老後不安に向き合うきっかけを作る。

 WINK代表の朝生容子さんは「子どもがいない人は地域との接点が持ちづらく、孤立しやすい。だからこそ『いざという時』に安心できるつながりを作ることが重要。文京区から、新しい支え合いの形を生み出したい」と話す。

 開催時間は13時~16時(講演=13時5分~、対話会=14時20分~)。対象は文京区内在住・在勤の子どものいない人(概ね45~65歳)。参加無料。定員は、会員=30人、オンライン=90人(講演のみ視聴可能)。要事前申し込み。

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