東京から新しい芸術文化を創造・発信するアートセンター「トーキョーワンダーサイト本郷」(文京区本郷2、以下TWS本郷)で11月21日から、「トーキョー・エクスペリメンタル・フェスティバル Vol.10」が開催される。
大和田俊「dissolution」 写真=Ryohei Tomita
「音楽」「サウンド」をテーマとした実験的な公演・展示を一挙に紹介する同展は、今年で10回目を迎える。日本国内はもとより、アジアやヨーロッパなど海外から集まった気鋭のアーティストによるパフォーマンスとサウンド・インスタレーションを約3カ月にわたって開催する。
プログラムは「TEF サウンド・インスタレーション」と「TEF パフォーマンス」で構成され、「TEF サウンド・インスタレーション」は、公募で選ばれた3つの企画に加え、第2期では、昨年度「TEF パフォーマンス」を含めた全10企画の公募プログラム参加企画から最優秀賞に選ばれた大和田俊さんの新作「Paleo-Pacific」を展示する。それぞれのアーティストが異なる視点とアプローチで「聴覚や視覚を通じて見る人の感情を揺さぶる意欲的な作品がそろう」という。
「TEF パフォーマンス」は、両国門天ホール(墨田区)とTWS本郷を舞台に、各会場の特性を生かした表現を展開する。現代の「音」を表すコンサート形式のものから、枠に当てはめることのできないパフォーマンスまで、「実験」というテーマの下に選ばれた公募プログラム12企画と、推奨プログラムの3企画を加えた計15企画、24公演を上演する。
「TEF サウンド・インスタレーション」の開館時間は、第1期(11月21日~12月20日)・第2期(1月9日~2月7日)共に11時~19時(最終入場は30分前まで)。入場無料。月曜と11月24日、1月12日は休館(11月23日、1月11日は開館)。
「TEF パフォーマンス」は11月27日から順次開催。開催時間や入場料はプログラムにより異なる。詳しくはホームページで確認できる。2月6日まで。