文京区でホタルの幼虫放流 地元小学生が残雪の中で

残雪の中でホタルの幼虫を放流する児童ら

残雪の中でホタルの幼虫を放流する児童ら

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 ホテル椿山荘東京(文京区関口2)で1月30日・31日、地元小学生による「ホタルの幼虫放流式」が行われた。

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 同区の小学生が自然と触れ合う地域密着型の季節行事として毎年行っている同取り組みは今年で15年目。30日には関口台町小学校(関口2)の4年生が、31日は小日向台町小学校(小日向2)の5年生が参加し、2日間で約1000匹のホタルの幼虫を放流した。

 両日、同ホテルのホタル飼育の指導をしているヒューマンデザイン(岐阜県大垣市)の千葉豊さんを講師に招き、写真やスライドを交えながら児童らにホタルの生態を解説したほか、ホタルの発光現象を化学溶液で再現する「ルシフェリン・ルシフェラーゼ反応」の実験を行った。溶液反応で暗くした会場内に青白い光が放たれると、児童らから歓声が上がった。「ホタルは何種類いるのか」「光らないホタルはどうやって交尾するのか」「国内で一番ホタルが多くいるところはどこか」などの質問も上がった。

 講演後、児童らは敷地内の秩父山系の地下水の湧き出る小川に幼虫を放流した。前週に降った雪が地面に残る中での放流式となった。参加した児童たちは、「触ってみたら軟らかくて気持ちよかった」「元気に過ごしてねと思って放した」などと話していた。

 5月下旬には成虫となって発光しながら飛ぶ姿が見られるという。

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