文京区を拠点にさまざまな活動を行うまちの「プレーヤー」たちが集結する地域交流イベント「文京まちたいわフェス」が2月11日、文京総合福祉センター(文京区小日向2)で開催される。
3回目となる今回のテーマは「住み続けられるまちづくりを(SDGs No.11)」。午前の基調トークセッションでは、エンパブリックの広石拓司さんを聞き手として、ジュレー・ラダック代表のスカルマ・ギュルメットさん、見樹院住職の大河内秀人さん、トランジションタウン文京の関谷朱桜実・Fatima(ファティマ)さんが登壇。「心から住み続けたくなる文京区」について来場者と共に意見交換を行う。
午後は、まちのプレーヤーたちのユニークな活動を紹介する「1分ポスタープレゼン」や交流タイムがある。和太鼓演奏家で韓国打楽器チャンゴ・パーカショニストの関口範章さんや、身体障がいがありながら創作やライブ活動を行うテクノ・アーティストDJ・YUTA(ゆうた)さんによるミュージック・セッションもある。
ランチタイムには、全日本芋煮会同好会による芋煮と、ラダックチャイのコーナーも用意する。ワークショップコーナーもあり、全員参加型の「みんなで作ろう巨大アート」「Let's クレェ・デ・リアン(さぁ絆を創ろう)」や、北欧織物、デコパージュ、絵本読み語りなどの体験もできる。
実行委員の瀬川智子さんは「区内の有志で作るイベントで、これほど豪華なゲストがそろうのはこの地域ならでは」と話す。「初めて参加する人も大歓迎。アート、カルチャー、フード、コミュニティー、ミュージック、ライフなど、自分らしさの切り口から『持続可能な暮らし方』を考え、楽しんでほしい」と呼び掛ける。
「文京まちたいわ」とは、区内大学のゼミや企業、地域活動団体などの30余団体と有志の個人を含む文京区を拠点とした地域活動に携わる人たちが、まちで実現したいことや困り事を共有し、活動者間のコラボレーションの基盤となることを目指してつくられたオープンなネットワーク。そのネットワークの参加者が一堂に会してリアルに対話できる機会として、毎年2月11日にイベントを開催している。
開催時間は10時30分~16時。参加無料、入退場自由、事前申し込み不要。