東洋大学社会貢献センター(文京区本駒込1、03-3945-7635)が現在、10月5日から始まる公開講座の受講者を募集している。
同大創立者の井上円了が提唱した「大学の教育を広く民衆に届ける」志に沿い、明治から令和の現在まで公開講座として引き継ぐ同大学。コロナ禍の影響により、本年度は「ハイブリッド型公開講座」として、同大白山キャンパス(文京区白山5)での対面講座に加え、初の試みとしてウェブ講座も行う。
講座は、「キリスト教芸術の醍醐味(だいごみ)~儀礼・聖画・イコン・聖歌」(10月10日~24日)、「明日からできる健康意識改革~健康寿命を延伸しよう~」(10月17日)、「アイドル・ビジネスの現状と将来像」(11月21日)、「おひとりさまの『終活』」(12月12日)などの有料講座のほか、11月14日は落語家の林家時蔵さんらを講師に招く文化講演「日本の話芸~落語」、12月19日は同大学理工学部の加藤和則教授による白山オープン講座「ウイルス排除に必要な免疫力とは」を無料開講する。
同センター・エクステンション課の担当者は「総合大学として、古典文学から現代社会の考察など、多彩な講座を用意している。普段の白山キャンパスでは開講しない理工学部(埼玉県)やライフデザイン学部(同)、食環境科学部(群馬県)の教員による講義もある。自宅で受講できるウェブ講座もあるこの機会に、ぜひ多くの方に受講していただければ」と話す。
参加申し込みは同大学のウェブサイトで受け付ける。締め切りは各講座開講日の1週間前まで。