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根津神社で「夏詣かざぐるま祭り」 境内に風車700本並ぶ

「夏詣かざぐるま祭り」の様子

「夏詣かざぐるま祭り」の様子

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 根津神社(文京区根津1)で現在、「夏詣かざぐるま祭り」が行われている。

夏詣かざぐるま祭り限定御朱印

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 境内社の駒込稲荷神社に色とりどりの風車が700本程度設置され、夏の境内に涼やかな風景を演出している。同神社は古くは「根津権現」と称され、東京十社の一つに数えられる。昨年から夏詣に参画したことで始まったイベントで、今年で2回目となる。

 期間中は数量限定で「夏詣かざぐるま祭り限定御朱印」を用意。昨年とは異なる片面サイズの切り絵御朱印で、なくなり次第終了。JR東海とコラボした「JR東海コラボ夏詣スタンプラリー御朱印」も用意しており、こちらは重ね切り絵御朱印で事前予約が必要。

 同神社総務部長の内海明子さんは「夏詣を多くの人に知ってもらうため、風の神様がいることから風車を飾った。暑い季節に参拝する方に少しでも涼を感じてもらえれば」と話す。

 根津神社は1900年余前に日本武尊(やまとたけるのみこと)によって千駄木に創建されたと伝わる古社。江戸時代、後の第6代将軍・徳川家宣の産土(うぶすな)神であったことから、家宣の江戸屋敷が当社に寄進された。徳川綱吉の命によって社殿など境内造営が行われ、現在地への遷座とともに500石の朱印地を賜り、幕府の庇護(ひご)を受けた。

 この時の建造物が現存しているのが特徴で、本殿・幣殿・拝殿・唐門・西門・楼門・透き塀が残る。1931(昭和6)年に国宝(現在の重要文化財)に指定され、現在も国指定の重要文化財となっている。

 内海さんは「昔からの風習・日本の文化を知っていいただく機会を若い人にも響く形で伝承していきたい」と話す。

 8月31日まで。

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