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文京ユネスコ協会、1周年で地域祭りに出展 中高生が企画運営

夏祭りに出店する「文京ダイバーシティ・ユネスコ協会」のメンバー

夏祭りに出店する「文京ダイバーシティ・ユネスコ協会」のメンバー

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 8月4日で設立1周年を迎えた「文京ダイバーシティ・ユネスコ協会」(文京区千石3)が同24日、傳通院で行われた夏祭り「文京思い出横丁」に出店した。

昆虫・ハ虫類ふれあいコーナー「文京ダイバーシティ・ユネスコ協会」

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 同協会は2024年8月4日、日本ユネスコ協会連盟に加盟。中学生・高校生の「子ども理事」や25歳以下の「青年理事」が主体となり、企画運営を担っている。

 設立1周年の節目に、柳町小学校PTAと協力し、「文京思い出横丁」に小中学生ブースを初めて出店した。ブースではポップコーン販売やフリーマーケット、カルメ焼きワークショップ、世界遺産クイズスタンプラリー、昆虫・は虫類ふれあいコーナーなどを展開。企画内容は全て子どもたちが事前にアイデアを出し合い、高校生以上のメンバーがサポートしながら実現にこぎ着けた。

 子ども理事で中学1年の高山結太さんは「今まで客として来ていたが、出店は初めて。暑さや接客など店側の苦労を知ることができた。仲間と何度もカルメ焼きの練習を重ね、当日は来場者に教えられるよう工夫した」と話す。

 同じく子ども理事で中学3年の川口楓夏さんは「看板をどう作るか、どう呼びかけるかなども全て自分たちで考えて行動できたのが良かった」と振り返る。

 事務局長で高校2年の戎井文香さんは「虫のふれあい体験ブースに人を呼ぶため、クワガタを持っていろいろな人にアピールしている子どもがいた。話しかける前に、誰が興味を持ってくれそうか考えているようだった」と、子どもたちの主体的な姿を紹介する。

 青年理事の森田乃絵さんは「仲間と楽しみながら、自分と異なる文化や価値観を知るきっかけを提供したい。参加した子どもたちが活躍し、ここが居場所となるような協会を目指す」と展望を話す。

 会長の高山陽介さんは「子ども理事や青年理事が『やってみたい』と声を上げ、大人はできるだけ口を出さずにサポートするスタイルで活動してきた。2年目も『押し付けではない関わり』を大切に、みんなが自分らしく活躍できる場を育てていきたい」と意気込みを見せる。

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