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水道端図書館で中高生向け「店作り」講座 工作室代表が講師に

講師の私市瑞希さん、文京区の工作室もくもくはりねずみ

講師の私市瑞希さん、文京区の工作室もくもくはりねずみ

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 文京区立水道端図書館(文京区水道2)で10月18日、中高生を対象とした講座「自分のお店の作り方」が初めて開かれる。講師は、区内のシェア工作室「工作室もくもくはりねずみ」(水道2)代表の私市(きさいち)瑞希さん。ものづくりやデザインの視点から、自分の「好き」や「得意」を活動や将来につなげる発想を伝える。

開催案内チラシ

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 同館ではこれまで、読書や学びの機会を中心に地域との関わりを広げてきたが、中高生世代を主対象とした創作・発想系の講座は今回が初めて。自分で考え形にする体験を通して、表現力や探究心を育むことを狙いとしている。

 講座では、私市さんがデザインやプロトタイピングの実例を交えながら、アイデアを形にするステップを紹介する。身近な発想から始まる店づくりのプロセスを、ワークシートを使って考える内容となる。

 「もくもくはりねずみ」は1日1,000円で利用できるシェア工作室で、木工工具や3Dプリンター、レーザー加工機などを備え、初心者から経験者まで幅広く利用できる環境を提供している。ワークショップやものづくりコミュニティー「もくはりMAKERS」も運営し、創作活動を通じて地域に交流の輪を広げている。

 私市さんはデザイン専攻を経て、現在は工作室運営のほか、UX設計、DX研修講師などとして活動。「店を作りたい人や自分の好きなことを仕事や自身の事業でやりたいと言う人は多いが、自分にはできないのではないかと考えて実行に移さない人が多い。実現を簡単にする方法やリスクを下げる方法はいくらでもあるので、このワークショップへの参加が、自分が好きなことに向き合う機会になれば」と話す。

 開講時間は10時~11時30分。対象は中高生。受講無料。申し込みは申し込みフォームと電話で受け付けている。

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