
東洋学園大学(文京区本郷1)の学園祭「第33回フェニックス祭 郷郷祭り」と地元・本郷の大横丁通り(本郷2)で開催する「大横丁通りこども縁日」が10月11日・12日に行われ、2日間で約3600人が訪れた。12日は初の試みとして両イベントを同時開催し、学生と地域住民が交流を深めた。
同イベントは、本郷大横丁通り実業会からの提案で実現。例年7月に開催されていた「本郷大横丁通り納涼祭」を大学の学園祭と日程を合わせ、地域と学生が一体となる新たな取り組みとなった。
同学園祭は「『桜花爛漫』~キャンパスを彩る 学生たちの活力を花開かせよう~」をスローガンに開催。学生による模擬店やステージパフォーマンス、サークル・ゼミの出し物など多彩な企画を展開した。
大横丁通りでは、商店街各店舗による出店や縁日ゲームコーナーが並び、近隣住民や子どもたちでにぎわった。同大人間科学部社会教育ゼミの学生やワーク・スタディ・スタッフら合わせて18人がボランティアスタッフとして参加し、フィンランド発祥のゲーム「モルック」や輪投げを子どもたちと体験。両会場を結ぶスタンプラリーも行った。
地域連携を担当した同大3年の石田絢郁さんは「想定以上に多くの子どもたちに来てもらえた。地域の方々との交流を通じて多くのことを学んだ」と振り返り、同学園祭運営局長の山口大翔さんは「朝から地元の方々が来場してくれて良かった」と話す。