文京シビックセンター(文京区春日1)で2月17日、講座「賢く見よう動画配信~TVの楽しみ方が変わります~」が行われた。
主催は、区内の文化振興や生涯学習、スポーツ事業などを包括的に担う公益財団法人「文京アカデミー」。同講座は、区民やNPO、ボランティア団体などから講座の企画案を公募し、選定された企画を事業化する「区民プロデュース講座」として開いた。地域に根差した生涯学習を推進しようと、同財団が区民と協働して取り組んでいる事業の一つ。
今回の企画は、近年、ネットに接続して多様な映像コンテンツを楽しめる「スマートテレビ」が普及する中、シニア世代を中心に「機能が多すぎて使いこなせない」「課金の仕組みが分からず不安」という声が地域で多く聞かれたことから企画。30人ほどの区民が参加した。
講師は、動画配信サービス会社に勤務する横田嘉与さんが務めた。横田さんは、従来の地上波放送とネット配信の違いについて、実務経験に基づくプロの視点から解説。無料で見逃し番組が視聴できる「TVer(ティーバー)」やユーチューブの具体的な操作手順も実演した。
講義では、定額制有料サービスの選び方や、トラブルを未然に防ぐためのセキュリティー設定についても触れ、参加者は手元の資料にメモを取りながら熱心に耳を傾けた。質疑応答では、リモコンの専用ボタンの使い方やスマートフォンの画面をテレビに映す方法について多くの質問が飛んだ。
横田さんは「映像メディアの世界は瞬く間に進化し、テレビに合わせて生活する時代から、好きな時に好きな番組を見る時代へと変わっている。テレビは今や、インターネットの力を借りることで、世界中のコンテンツとリアルタイムでつながる窓口へ進化した」と話す。「便利になる一方で、その情報が正しいのか、安心して見られる映像なのか、利用者自身が見極めることも大切になってくると実感している。操作の不安を解消するだけでなく、サービスの信頼性や安全基準を知るきっかけにしてほしい。正しい知識で選択肢を広げ、毎日の生活に彩りを加える手伝いができれば」と話す。
同財団では今後も年3期に分け、地域、文学、歴史・社会、自然科学、芸術、くらし、語学、健康・スポーツなど多様な分野の生涯学習講座を開講し、広く区民の参加を募っていく。