健康食品などを扱う「エーオーエーアオバ」(文京区目白台3)が運営するギャラリーが3月25日、「ギャラリーシャロン」としてリニューアルオープンした。和風の空間から洋風のアートギャラリーへと全面改装し、地域の文化交流の場として新たなスタートを切った。
ギャラリーは、同社会長の白井圭子さんが15年以上前、根付けなどの木彫り伝統工芸の普及を目的に開設した。今回は地域の誰もが立ち寄りやすいアートスペースを兼ねた空間に全面改装した。オープニングでは、足立育朗さんや足立幸子さん、吉野実佐さんの作品などを展示している。
白井さんは、小石川法人会女性部の創設に関わったり、文京区観光協会で副会長を務めたりするなど、数十年にわたって地域活動を続けてきた。リニューアルについて、「自分たちがやってきたことを若い世代にどう伝えたらいいか分からない。だからこそ、このギャラリーを使ってもらいながら、共に考えていきたい」と話す。
同日開いたオープニングイベントでは、同社のアンバサダーで水中カメラマンの豊田直之さんが海洋環境問題をテーマに講演した。NPO法人「海の森・山の森」代表理事を務める豊田さんは約5年かけて神奈川県内の海岸線411キロを踏破し、3トン以上のごみを収集している。豊田さんは「今の子どもたちが働き盛りになる頃に深刻な問題が起きてしまっては申し訳ない。みんなで行動していきたい」と訴えた。白井さんも「子どもたちにきれいな海を残したい。次の世代に何を渡せるかを、いつも考えている」と話す。同所で6月20日から、豊田さんの水中写真展を予定する。