中高生の秘密基地「b-lab(ビーラボ=文京区青少年プラザ)」(文京区湯島4)が4月1日、オープンする。
4月1日にオープンする中高生の秘密基地「b-lab」の外観イメージ
同施設は、中高生の新しい放課後の居場所として文京区がNPO法人「カタリバ」と連携して開く区内初の中高生向け専用施設。
愛称は区内在住・在学の中高生から公募し、応募案の中から「b-lab」に決めた。「Bunkyo laboratory(研究室・実験室)」の略で、「いつでも何でも挑戦できる中高生の秘密基地」という思いを込める。学校でも、家でも、塾でもない自由な空間としてほぼ365日オープンし、中高生自身が自分たちの新しい放課後を創造していく。
施設の空間デザインには実際に中高生たちの意見を取り入れる。リビングをコンセプトにしたカフェテーブルやキッチン、畳を備えたスペースを中心に、楽器・機材をそろえた大小2つの音楽スタジオ、ハーフサイズのバスケットコートが設置された屋外のプレーヤード、ダンスや演劇の練習・発表ができるホールなどを備えるほか、Wi-Fiも無料で使える。
正式オープンに先駆けて発行している中高生の活動を応援するフリーマガジン「Cha! Cha! Cha!」は、文京区に関わる中高生が編集者となって制作。文京区長や「b-lab」命名者へのインタビュー、高校の文化祭特集など、自由な発想でさまざまな企画を展開。3月上旬に発行する第3号では、区内を中心に14人の中高生が制作に携わる。出来上がった冊子は区内の中高校や図書館などでも配布する。
「中高生の参加性を高めた施設。今後は地域の人たちも巻き込みながら、ここを拠点にさまざまなことが生まれていけば」と区担当者。
3月14日・15日には施設の内覧会を開催する。問い合わせは文京区児童青少年課青少年係(TEL 03-5803-1186)まで。