本郷で東京大学大学院生が一般向け授業 「宇宙ものさし」テーマに研究発表

第60回 BAP cafe「宇宙ものさし~夜空の星までの『キョリ』を測る~」 メーンビジュアル

第60回 BAP cafe「宇宙ものさし~夜空の星までの『キョリ』を測る~」 メーンビジュアル

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 文京・本郷の赤門近くにあるカフェ「LabCafe(文京区本郷3)」で12月18日、第60回 BAP cafe「宇宙ものさし~夜空の星までの『キョリ』を測る~」が開催される。主催は東京大学の大学院生出張授業プロジェクト(通称=BAP)。

天体望遠鏡「すばる望遠鏡」

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 同イベントを主催する「BAP」は、大学院生がそれぞれの出身校に赴き、高校生に対して大学院での自身の研究の内容や魅力、自分のたどってきた進路の話などを伝えることを目的とした「出張授業」の運営やサポートを行っている。団体名の「BAP」は「Back to Alma Mater Project(=母校に帰ろう)」の略で「Alma Mater」はラテン語で「母校」を意味する。

 2007年に東京大学学生企画コンテスト優秀賞を受賞した企画を基に、大学院生有志によって設立した同団体はこれまで、100件以上の出張授業を行い、授業を受けた中高生の数は5500人以上にのぼる。その活動実績により、2011年には「第7回 小柴昌俊科学教育賞奨励賞」を、2013年には「平成25年度 東京大学総長賞」を受賞した。

 「BAP cafe」は、学術普及活動の一環として、既に出張授業を行ったことがあるメンバーを中心に、出張授業と同じような形式で自分の研究の面白さを一般の人や他のメンバーに伝える取り組み。60回目となる今回は「宇宙ものさし~夜空の星までの『キョリ』を測る~」をテーマに、BAPの現役メンバーである東京大学大学院理学系研究科の岡田裕行さんが自身の研究について話をする。

 「宇宙ものさし」について、同団体スタッフは「夜空に輝く星々は空に貼りついているように見えるが、本当はいろいろな距離にある。今回は、そんな星々までの距離の測り方についての話を中心に、星までの距離をはかる『宇宙ものさし』の仕組みや、距離からわかる宇宙の歴史について探っていく。気軽に参加いただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は、19時30分~21時30分。参加料は300円(コーヒーまたは紅茶付き)。事前申込不要。

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