
文京区の協定締結自治体である島根県津和野町の魅力を伝える地域連携フェア「島根県・津和野町フェア」が2月28日と3月1日、根津のまちの学び舎「ねづくりや」(文京区根津2)で行われた。
28日の開催前には試食会を開き、近隣飲食店店主や自治体関係者など10人ほどが参加。島根県津和野町の特産品を紹介したほか、地域連携の意義を伝えた。
第1部では、文京区内に事務所を構える津和野町東京事務所の佐伯さんが津和野町について紹介したほか、島根県でワサビの加工を手がけるフロンティア日原の村上さんが「島根わさび」を紹介した。続いて、ねづくりや代表の鶴元怜一郎さんが、日本各地の食品雑貨の販売、ギャラリースペースの運営、イベント開催など、同店が取り組む活動を紹介した。
第2部の試食会では、津和野町を流れる高津川の水と大地で育った商品を提供。古橋酒造と華泉酒造の日本酒、財間酒場の「鴎外の郷 純米吟醸」、いのししのげんごろうのイノシシ肉加工品、フロンティア日原の地元産ワサビやアユ、JAしまねの山菜などを用意した。
鶴元さんは「文京区の協定自治体との交流を大事にしていきたい。津和野町を皮切りに今年は文京区の協定自治体と『○○フェア』と題して複数のイベントを企画していく」と話す。「フェア前には今回のように近隣飲食店を招いて試食会をセットで行い、事業者と根津の飲食店が交わる場もつくりたい」と意欲を示す。