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文京・関口で「出版研究会」 朝霞の書店3代目が新しい本屋像語る

「コスパ悪いほうが人生は上手くいく」を手にした参加者たちが勉強会後に記念撮影

「コスパ悪いほうが人生は上手くいく」を手にした参加者たちが勉強会後に記念撮影

 出版・書店業界の課題と未来を考える「出版研究会」が6月19日、関口の地域交流スペース「我楽田工房」(文京区関口1)で開かれ、埼玉県朝霞市で書店「CHIENOWA BASE(チエノワベース)」を営む一進堂社長の山崎幸治さんが「三代目書店経営者から見た視点」をテーマに登壇した。主催はフローラル出版(豊島区)。当日は編集者や書籍の著者、一般参加者など、会場とオンライン合わせて20名が参加した。

20年で半数に激減した書店、3代目が見せる反転の一手

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 来年で創業80周年を迎える一進堂の3代目として社長を務める山崎さんは、「20年間で全国の書店数が約半数になった」というデータを示しながら業界の厳しい現状を解説。全盛期には複数店舗を展開したが、デジタル化とネット通販の普及で売り上げは縮小。2023年に駅ナカのテナントを退去し、本の売り場にワークスペースとアートギャラリーを組み合わせた複合施設に業態を刷新。物販収入を全体の3割に抑える複合型の運営に転換し、貸しスペースは現在ほぼ満稼働だという。

 山崎さんが新たな事業として紹介したのが企業向けの読書会型研修「BOOK to ACTION(ブック・ トゥ・ アクション)」。本の著者に直接連絡を取り開発したプログラムで、1冊の本を複数人で分担して読み、対話を通じて気付きを共有する。昨年8月にはフローラル出版から著書「コスパ悪いほうが人生は上手(うま)くいく」も出版した。山崎さんは「本を黙って並べて待つ商売から、本を持って企業に直接出向く攻めのビジネスに変えていきたい」と話した。

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