文京スポーツセンター(文京区大塚3)で8月1日、小学生とその保護者を対象にしたスポーツ体験イベント「文の京(ふみのみやこ)スポーツフェス2026」が開かれる。共催は東京青年会議所文京区委員会と文京区。
対象は区内在住・在学の小学生とその保護者で、区外からの参加も歓迎する。企画に当たり同委員会は区立小学校4校の校長への運動実態ヒアリングと保護者アンケートを実施。児童数に対して校庭が狭く、身近な公園も少ない地域特有の環境から、放課後に運動できる時間が限られている実態が浮かび上がったという。
同委員会は課題を、「効果的な運動方法を知らない」「運動が学力や非認知能力に与える効果が知られていない」「画一的な運動方法しか知らない」の3点に整理した。子どもが体を動かす楽しさを体感する「カラダ」への働きかけと、保護者が運動の価値を理解して家庭の行動を変える「あたま」への働きかけを両輪にすることから、「カラダとあたまのスポーツプログラム」というテーマが生まれたという。イベント後は公式LINEで3週間の「チャレンジ企画」を用意し、当日の意欲を家庭での運動習慣につなげる。
会場にはユニバーサルスポーツ体験や親子体力テスト、バスケットボールのフリースローに挑戦できる常設ブースを設ける。読売巨人軍ジャイアンツアカデミーによるスローイングの実践指導や、元プロ野球選手「ミスターX」とのストラックアウト対決、順天堂大学スポーツ医学研究室が監修する自宅でも取り組めるワーク「ドラゴンマーカー」も行う。参加には館内用シューズが必要。
講演は3本用意する。13時30分から同大准教授の染谷由希さんが「子どもの未来は、動く楽しさから始まる」と題して話し、14時30分からは元アーチェリー日本代表で一般社団法人「チームキノウ」代表理事の小川哲生さんがスポーツ経験とキャリア形成について話す。15時30分からは現役東大生が「文武両道のリアル」について話す。
協力体制は、課題解決に必要な専門性を一つずつ訪ねて築いたという。2025年8月に文京区スポーツ振興課と協議を始め、2026年1月には読売巨人軍を訪問。体格差や障害の有無を超えて誰もが楽しめる場をつくるため、チームキノウや東京大学体育会洋弓部、東洋大学のボランティアサークル「Inclover」の学生も運営を支える。地元企業14社の協賛も得て、行政・大学・プロスポーツ・企業・学生が一体となった体制で当日を迎える。同事業は2年計画で取り組む。
同委員会では、「子どもには『できた!』という手応えと運動の楽しさの幅を、保護者には運動が学力や非認知能力にも良い影響を与える科学的根拠を、それぞれ持ち帰ってほしい」としている。同委員会の青野雄一さんは「この夏の一日が、子どもたちの毎日が少しだけ動き出すきっかけになれば」と期待する。
開催時間は13時~16時30分。入退場自由。参加無料。予約不要(スローイング実践指導を除く)。