すき焼き専門店「和牛すき焼 そしじ 上 本郷三丁目店」(文京区本郷5)が8月6日、オープンした。マンション「プラウドタワー本郷東大前」の1階で、席は2人用、4人用、6人用の個室3室の計12席のみ。
支配人の山本孝人さんは、2017(平成29)年7月から同じ敷地にある焼き肉店「肉亭 ふたごiki 本郷三丁目店」の支配人を務めてきた。東大前の路地裏、竹垣とあんどんが並ぶ通路の先という立地で、接待や会食、記念日での利用が多く、8年の間に重なっていたのが「個室を使いたい」「料理は任せたい」という客の要望だった。運営するFTG Company(目黒区)がすき焼きの新ブランド「そしじ」を立ち上げたのを機に肉亭の離れを改装することが決まると、こうした現場の声を踏まえ、個室とコース料理に絞る形にした。
個室の数をめぐっては、当初は4室にする案があった。山本さんが、落ち着いてくつろいでもらうには3室が適切だと提言し、3室に決まった。会食は5~6人での利用が多いという8年分の実感から、2人用、4人用、6人用の設計にした。
本郷三丁目は東京大学に近く、医療関連の企業や出版社が多い土地柄でもある。山本さんは「大切な方との食事の機会に使ってほしい」と呼びかける。家族の誕生日や記念日の祝いの席のほか、近隣の法人の会食での利用を見込む。
すき焼きに使うのは最高等級のA5ランク黒毛和牛。均一に熱が伝わる南部鉄器の特注鍋で焼く。ご飯は京都の米屋「八代目儀兵衛」がすき焼き用に調合したブレンド米を土鍋で炊き、卵は平飼いのものを合わせる。
すき焼きコースは、サーロインの「上」(9,350円)、黒毛和牛のヒレ肉を使う「特」(1万1,000円)、シャトーブリアンの「天」(1万3,200円)の3種類。八寸、お造り、野菜盛り、土鍋ご飯、締めの麺、デザートが付く。鍋で煮ずに肉を焼く「肉焼きコース」も1万1,000円~1万4,300円で用意する。
店名の「そしじ」は、愛、感謝、調和を一文字で表すとされる文字。書家やアーティストに親しまれ、お守りにも用いられてきたという。鍋の底にもこの文字が刻まれている。「そしじ」は全国6店舗目で、都内では中目黒、麻布十番に次ぐ3店舗目。個室とコース料理に絞った「そしじ 上」としての出店は初めて。
山本さんは「近くに良い店があると思ってもらえるよう、お客さまそれぞれの大切な食事の機会に寄り添える店でありたい」と話す。
営業時間は16時~23時。