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文京区で「氷室の雪氷贈呈式」 金沢市から雪氷が到着

成澤廣修区長(左)と山下真一郎湯涌温泉観光協会副会長(右)による雪氷の贈呈。

成澤廣修区長(左)と山下真一郎湯涌温泉観光協会副会長(右)による雪氷の贈呈。

 文京区シビックセンター(文京区春日1)で7月6日、 「氷室の雪氷贈呈式」が行われた。石川県金沢市との友好都市交流事業の一環として文京区が開催した。

園児が夢中で触れた「冷たいもの」の正体

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 江戸時代、加賀藩主は冬場に貯蔵した雪氷を将軍家に献上していたという。区内にはかつて加賀藩・前田家の屋敷があり、その跡地は現在の東京大学となっている。両市のこうした歴史的なゆかりを背景に、2019年から毎年夏に湯涌温泉(金沢市)から同区へ雪氷が届けられている。 両市の友好関係を深め、市民交流を生むのが目的。

 運搬を務めたのは石川県トラック協会青年部会。拍手の中、当時の飛脚を模した装束で、長桶に入れた雪氷を「えっほ、えっほ」という掛け声とともに壇上へ運び入れた。湯涌温泉観光協会の山下真一郎さんが、成澤廣修区長へ雪氷を手渡した。

 雪を踏み固めて作った雪氷は、6メートル×4メートル×2.5メートルの氷室で夏まで貯蔵される。今回切り出されたのは13~14キロ。会場まではトラックで6時間ほどかけて運ばれた。成澤区長は「冷蔵庫も冷凍庫もなかった江戸時代に将軍へ雪を届けてくれた歴史を、子どもたちにも感じてもらえたら」と話した。

 式典後には、区内の保育園児たちが登壇し、雪氷に手を伸ばした。白い塊に触れた子どもたちからは「冷たい」と声が上がり、会場に笑顔が広がった。

 山下さんは「雪氷に触れて涼を楽しんでもらうとともに、金沢への理解を深めてもらい、今後の両市の交流につながればうれしい」と話した。金沢では、7月1日は「氷室の日」とされ、当時雪氷を口にできなかった庶民が代わりに食べたことから広まった「氷室饅頭(まんじゅう)」が今も親しまれていると紹介した。

 両都市の関係について、成澤区長は「金沢市の百万石まつりにも文京区から参加させていただくなど、日頃からさまざまなイベントで行き来している」と話す。

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