東京の高校生・大学生と香川県三木町の地域おこし協力隊による合同チームが8月23日、小石川の傳通院(文京区小石川3)で開かれる夏祭り「文京思い出横丁」で、三木町特産のイチゴ「女峰(にょほう)」を使ったわらび餅を販売する。
企画を三木町の地域おこし協力隊の石山直樹さん、レシピ開発を都立国際高校2年の五十嵐多介さん、ブランドづくりと製造・販売を早稲田大学マーケティング研究会が担う。三木町は女峰の生産量が日本一。石山さんが東京の学生に商品開発を呼びかけ、同研究会と、料理を得意とする五十嵐さんが手を挙げた。使うイチゴは、農業法人「あぐりぼん」(香川県三木町)が6月末までに収穫し、冷凍で保管してきたもの。
4歳の頃から料理に親しんできた五十嵐さんは、石山さんと文京区内のシェアキッチンで試作を重ねた。イチゴを乾燥させた「セミドライ女峰いちご」を作っていたときに、軽い食感のわらび餅で包めば女峰の爽やかな酸味を生かせると考えた。中に入れるのは、セミドライにした女峰と白あん。生地と具材の割合を何度も調整した。
五十嵐さんは「女峰と白あん、わらび餅がそれぞれ存在感を持ちながら、食べると一つの味にまとまる」と話す。
当日はそのレシピをもとに、同研究会のメンバーが製造から販売までを受け持つ。研究会で学んだ手法で、傳通院を訪れる客層や、三木町を多くの人に知ってもらいながら材料費を回収できる価格を分析し、一つずつ決めた。わらび餅を作る過程で生まれるイチゴのシロップを使った「まるごと女峰ドリンク」、「セミドライ女峰いちご」も販売する。
同研究会1年でリーダーの三宅梨月さんは「わらび餅の見た目からは想像できない女峰の甘酸っぱさが魅力。この夏を甘酸っぱいイチゴで乗り切ってほしい」と呼びかける。
石山さんは「女峰を知ってもらうことで、三木町も多くの人に知ってもらいたい。これをきっかけに三木町へ旅行に来たり、女峰を食べたりしてもらえれば」と話す。
開催時間は11時~20時。わらび餅は冷やして提供する。価格は「女峰いちごわらび餅」=400円、「まるごと女峰ドリンク」=600円、「セミドライ女峰いちご」=700円。いずれも予価。