学ぶ・知る

千駄木の旧安田楠雄邸で「たてもの応援団」30周年展 隠れキャラ探しも

蓄音機やピアノが置かれた旧安田楠雄邸の応接間

蓄音機やピアノが置かれた旧安田楠雄邸の応接間

 大正期の邸宅を公開する東京都指定名勝「旧安田楠雄邸庭園」(文京区千駄木5)で11月3日から、特別企画「みんなで探そう!旧安田楠雄邸の魅力」が開かれる。「たてもの応援団」の名で活動するNPO法人「文京歴史的建物の活用を考える会」が発足30周年を記念して企画し、公益財団法人「日本ナショナルトラスト」と共催する。

和室を彩る鶴と松の「花嫁のれん」(過去の展示より)

[広告]

 同邸は1919(大正8)年に実業家の藤田好三郎が建て、関東大震災の後に移り住んだ安田家が80年近く暮らした。建てた当時に近い姿を今に残す。同団体はこの邸宅の保存活動をきっかけに1996(平成8)年に発足し、同財団への寄贈を仲立ちした。同NPOの仰木ひろみさんは「初めて訪れたとき、歴史ある家が千駄木にまだ残っていて、住んでいる方がそれを残したいと思っていることが印象的だった」と振り返る。

 会場では、30年の活動を振り返るパネルのほか、能登・七尾の「花嫁のれん」などを展示。各日2回のガイドツアーを行うほか、工作・体験コーナーも設ける。邸内に潜む「隠れキャラ」を探すラリーでは、全て見つけると景品を進呈。同NPOの山村咲子さんは「目を凝らさないと意外と気づかない装飾や品々に注目し、お気に入りの場所を見つけてほしい」と話す。左官職人や宮大工、経師(きょうじ)、写真家と邸宅の魅力を探るワークショップ、安田さんが暮らした千駄木の移り変わりをたどるまち歩きも行う。3日17時からは、浅葉裕文さんが出演するジャズギターライブを応接間で開く。

 山村さんは「文化財は、みんながその価値を共有してこそ長く残っていく。それぞれが思う魅力を発見し、また人に伝えていってほしい」と呼びかける。

 開館時間は10時30分~16時(入館は15時30分まで)。入館料は、一般=1,000円、中高生=500円、小学生以下は保護者同伴で無料。ワークショップ(500円)とまち歩き(1,500円)は定員15人の事前予約制(入館料別途)。ライブは定員35人の事前予約制で一般4,000円。開催日は、11月3日・4日、7日・8日。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
ALL