東京大学本郷キャンパス(文京区本郷7)などで10月17日、25回目となる「東京大学ホームカミングデイ」が開かれる。主催は同大と東京大学校友会。
2002(平成14)年度に卒業生の同窓会組織が集まる催しとして始まり、五月祭、駒場祭に続く秋の祭り「銀杏祭」の愛称を持つ。地域に開かれた祭りに変わる転機は2023年。文京区商店街連合会の提案で加盟店が出店するようになり、近隣住民や家族連れも訪れる催しに広がったという。前回は過去最大の約1万人が来場し、本年度は148のプログラムで1万2000人規模を見込む。
安田講堂へ続く銀杏並木や赤門への通りには、飲食ブースやキッチンカーが並ぶ。商店街連合会を通じて区内の11店が出店するほか、区立森鴎外記念館や区環境政策課も参加。近隣の店には、卒業生が学生時代に親しんだ正門前の喫茶店「ルオー」(本郷6)もある。卒業生の蔵元でつくる「東大蔵元会」の利き酒コーナーでは、全国18の蔵元の日本酒を味わいながら、蔵元から直接話を聞ける。
伊藤謝恩ホールで開く「赤門音楽祭」には、学生や卒業生に加え、コロナ禍以前から出演を続ける本郷小学校の合唱団も登場する。旧加賀藩前田家ゆかりの懐徳館庭園は年に一度の一般公開。各学部では教授や研究者による講演会やシンポジウムを、安田講堂では2027年の創立150周年に向けた特別企画を開く。
家族向けには、体験企画「家族で体験、理学のワンダーランド」や、福武ホールでの特別企画「子ども・あそび・東大の未来」、教育版マインクラフトのワークショップ、区主催の三四郎池の生態観察(事前申し込み制)など、小中学生向けの企画を多数用意する。学生団体や運動部による「本郷で馬に乗ろう」「ラクロス体験」「射撃部のしゃてき」などの体験企画もある。
同大ディベロップメントオフィスの吉原瑞樹さんは「卒業生には懐かしい思い出を振り返る機会に、初めて訪れる人には文京区の魅力を知るきっかけになれば」と話す。「大学と地域が共に盛り上がる場を目指したい」とも意気込む。
銀杏並木フェスタの開催時間は10時~16時。入場無料。一部のプログラムは事前申し込みが必要。