文京区のユカイハンズギャラリー(文京区関口1)で現在、出版社・ミシマ社の書籍を紹介する展覧会「小!ミシマ社展」が開催されている。
ミシマ社は編集者の三島邦弘さんが2006年に1人で立ち上げた出版社。現在、社員10人で東京・自由が丘と京都にオフィスを構え、「一冊入魂」をスローガンに書店と直接取引する営業形態を取る。今回の「小!ミシマ社展」では、同社が10年間に生み出した全書籍約80冊を展示。ミシマ社10年の軌跡を紹介する。
「面白い本をつくる」をモットーにする同社が刊行する書籍は、ビジネス、アート、プロレス、絵本とジャンルが幅広い。「通常、書籍は書店でそれぞれのジャンルに棚に並べられる。『ミシマ社の本』として、全書籍を一緒に見ることができるのは、なかなかない機会。普段出合うことのない本と出合うきっかけになれば」と編集チームの星野友里さん。会場では販売も行う。
会場には、ミシマ社の自由が丘オフィスで使われている「ちゃぶ台」も設置。会期中、ミシマ社のスタッフも常駐しており、ここで「本当の打ち合わせ」をすることも予定しているという。本作りの現場を垣間見ることができそうだ。
開館時間は13時~19時。月曜・火曜休館。入場無料。今月26日まで。