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弥生美術館で「オサムグッズの原田治」展 オサムグッズ誕生40周年を記念して

1980年代、当時の女子高生をとりこにしたスクールバッグ

1980年代、当時の女子高生をとりこにしたスクールバッグ

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 弥生美術館(文京区弥生2、TEL 03-3812-0012)で現在、企画展「オサムグッズの原田治」が開催されている。

原画やデザイン画も展示。登場するキャラクターについての解説も

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 オサムグッズとは、80年代に活躍したイラストレーター・原田治さんが自らのイラストをプロダクトにデザインしたもの。ポップなアメリカンテイストのイラストが大胆にデザインされたスクールバッグやショッピングバッグなどは、当時の女子高生たちをとりこにした。今年はオサムグッズ誕生40周年という記念の年に当たり、同展では改めてオサムグッズの魅力を解き明かす。

 同館学芸員の内田静枝さんは「日本にはかわいいものをグッズにする『○○グッズ』という文化がある。大正時代には竹久夢二の絵をあしらった千代紙や半襟などの『夢二グッズ』が人気を博し、その後の時代も、水森亜土、内藤ルネといったイラストレーターの作品がグッズになった。オサムグッズもこうした『かわいい文化』の流れをくむものとして考えられることから、この展覧会を企画した」と話す。

 展示は1階と2階の展示室で行われており、1階にはショッピングバッグ、食器、文房具など、当時を知る人にとっては懐かしいグッズの実物、2階には原画やデザイン画などが並ぶ。「2階展示室では、オサムグッズがなぜ魅力的なのかを種明かししている。単に80年代回顧というだけでなく、優れた審美眼を持つアーティストが持てる力を振り絞って生み出したオサムグッズの魅力を再発見してほしい」と内田さん。

 開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館(祝日の場合は翌日、9月19日は開館)。入館料は一般=900円、大学生・高校生=800円、中学生・小学生=400円。9月25日まで。

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