文京・湯島の保護猫カフェ「ネコリパブリック東京 お茶の水店」(文京区湯島3)で10月21日・22日、ネコがいるレンタルオフィスを体験する「ネコオフィス体験会」が開かれた。主催は、オフィス向け中古ビルの空室対策、賃貸代行を行うバリューレイズ(港区)。
ネコオフィス座談会でトークセッションを行ったバリューレイズの山田武男さん(左)とネコリパブリック代表の河瀬麻花さん
オフィスでネコの飼育を考えている企業や個人、「ネコオフィス」に興味のある中小ビルのオーナーを対象に行われた同イベント。ネコが常駐する同店の一室をオフィスに見立て、「世界一仕事がはかどらないオフィス」体験を提供した。参加者らは実際にPCを持ち込んで仕事をしようと試みたが、「ネコと遊んでしまう」と話し、「はかどらなさ」を楽しんでいた。
21日夜には、「ネコと働くオフィスのメリット」をテーマに、ネコと働くワークスタイルを実践している企業の事例を紹介する座談会も行われた。会場となったネコリパブリックの代表・河瀬麻花さんは「オフィスにネコを常駐させることで、『ネコと働ける』と求人への応募が殺到するなど、ネコオフィスのメリットは多い」と解説。同店が掲げる「2022年2月22日までに日本のネコの殺処分ゼロに」という目標に向けて、「職場や学校など猫の居場所が増えていけば、保護ネコの殺処分ゼロにも近づく」とも。
参加者もネコオフィスを広めていくために何ができるか、ネコに関心がない人にもネコオフィスのメリットを分かってもらうにはどうすればよいかなど、熱心に話し合っていた。バリューレイズの山田武男さんも「1社でも多くのネコオフィスを増やしていきたい」と意気込む。