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東洋大学が授業をWeb公開 高校生の進学支援で3年500本を公開予定

公開された授業のワンシーン

公開された授業のワンシーン

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 東洋大学(文京区白山5)の入試情報サイト「TOYO Web Style」で3月27日より、動画「Web体験授業」が公開されている。

体験授業は10~20分程度にまとめられ、気軽に視聴することができる

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 同映像は、同大でこれまで開催されてきた授業体験イベント「“学び”LIVE」のWeb版となる。同イベントは高校生を対象に、大学の学問の魅力を体験することや進学後の学部学科のミスマッチを防ぐことを目的に開催。2000年から15年にわたって毎年2回開催し、1日で約100講座を開講。延べ約3000講座の授業を公開してきた。

 同大は、動画で授業を体験できる環境を整えることで、キャンパスまで足を運ぶことが困難だった全国の受験生に情報格差をなくし、一般に向けても大学の知を公開することで、より大学を身近に感じてもらう狙い。

 公開される映像は、11学部44学科の幅広い分野に及ぶ。今後、教員1人につき動画1本を基本として、毎月10本前後、最終的に3年間で500本の動画の公開を目指す。現在、「中国古典詩から探る、中国知識人のユーモア」「ストレスを科学する ~ストレスと身体の反応の本当の姿~」「さあ、本当の『お金』の話をしよう ~金融を活(い)かす能力とは~」など10本が第1弾として公開されている。

 同大入試部長の加藤建二さんは、「将来的には大学で行っている講義の全てをWebで体験できるようなサイトにしていきたい。(受験生・学生には)動画で各教員の講義にじかに触れてもらい、教員と学生のミスマッチを解消していきたい」と展望を語る。

 試聴無料。第2弾も今月から順次公開を予定する。

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