印刷博物館(文京区水道1、TEL 03-5840-2300)1階のP&Pギャラリーで12月3日から、「世界のブックデザイン2015-16」展が開催される。
毎年3月に開催される「世界で最も美しい本コンクール」の入選図書13点のほか、日本、ドイツ、オランダ、オーストリア、カナダ、中国の6カ国で開催されたコンクール入選図書など合計約180点を展示するほか、日本の「造本装幀コンクール」が開催から50回を迎えたことを記念し、同コンクールにおける過去の受賞作より秀作約50点を展示する。
会場では、展示された本を実際に手に取って世界最高峰のブックデザインと造本技術を楽しむことができる。
関連イベントとして12月18日、「美篶堂(みすずどう)」(千代田区)の協力で「製本ワークショップ」を開く。開催時間は、「フランス装」をテーマにした回が10時30分~13時、「文庫本をハードカバーに」をテーマにした回が14時~17時。材料費はいずれも1,296円。定員各回10人。応募者多数の場合は抽選となる。
来年1月22日には、現代装幀史研究者の臼田捷治さんと、元平凡社取締役で元日本書籍出版協会事務局長の田中光則さんによる講演会「造本装幀コンクールの50回を振り返る」を開く。開催時間は15時~16時30分。
来年2月11日には、アートディレクターの高岡一弥さん、辻中浩一さん、グラフィックデザイナーの加藤勝也さんによるトークイベント「第50回造本装幀コンクール受賞者「受賞作」を語る」を開く。15時~17時。いずれも参加無料。定員80人。要事前申し込み。
開館時間は10時~18時。月曜と12月29日~2016年1月3日と1月10日休館(同9日は開館)。入館無料(印刷博物館本展示場に入場の際は入場料が必要)。来年3月5日まで。