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湯島の甘味処「みつばち」、看板商品「小倉アイス」が100周年 

100周年を迎えた「小倉アイス」

100周年を迎えた「小倉アイス」

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 湯島の甘味処「みつばち」(文京区湯島3、TEL 03-3831-3083)の看板商品「小倉アイス」が今年、発売から100周年を迎える。

「みつばち」店舗外観

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 1909(明治42)年に創業した同店。1915(大正4)年の夏、創業者の嶋田当与さんが、残った「氷あずき」の種をアイスクリームを作る桶に貯蔵してみたところ、翌朝、桶の中であずきが少し凍っており、これが「小倉アイス」の原型になったという。当時より、あずきの羊かんを「小倉羊かん」と呼んでいたので、あずきのアイスである同商品を「小倉アイス」と命名した。以来、変わらない味を継続し続けている。

 同店の嶋田有子さんは、小倉アイスが100周年を迎えることについて、「氷あずきの種がもったいなく思い偶然出来た小倉アイス。あれから100年が経とうとしている。生まれてからずっと食べ慣れた味で、幼少のころからの大好物だった。50~60年前に女学生だった方々が今もよく訪れていて、年齢を問わず、小倉アイスやみつばちの話だけで結構盛り上がる。時間が経過しても、当時と変わらない味なので、お客様たちとのコミュニケーションが取れる商品だと感じている。小倉アイスをお召し上がりの方々は『ここのを食べたら他のがいただけなくなる』とおっしゃってくれる方も多い」と話す。「これからの100年は、変わらぬ味を継続しつつ次世代に伝えていきたい。世界に伝えたい」と意気込みを語る。

 店内の喫茶メニューは、小倉アイス(400円)のほか、創業100周年を記念して発売した「黒糖アイス」(500円)、小倉白玉あんみつ(700円)など。夏季限定のかき氷は「宇治金夏」(890円)、「クリームミルフル」(800円)、「茶々の蜂」(830円)など。

 営業時間は、テークアウトの売店が10時~21時、店内の喫茶が10時30分~20時。

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