大塚地域活動センター(文京区大塚1)で11月24日、創作活動を行うアーティスト9人によるワークショップイベント「文京クラフトフェスティバル2025」が行われる。
ものづくり体験を通じて地域の創作文化を発信する同イベント。フラワーアレンジメント、ダーニング、ガラス工芸、パンチニードル刺しゅう、木工、粘土細工、電子工作など多様なジャンルの作家が参加し、本格的な創作技法を体験できるワークショップを開く。
プログラムは10種類。茗荷谷でフラワーショップを営んでいた長谷川美子さんによるキャンドルと生リーフのアレンジメント、フリーランスイラストレーターの新里碧さんによるヨーロッパの繕い技法「ダーニング」のブローチ作り、ガラス工芸作家の鳥海友理さんによる江戸時代から伝わる「ギヤマン彫り」でのガラス小物制作などを用意する。「工作室もくもくはりねずみ」を運営するきさいちさんと私市瑞希さんは、カッティングボード作りと木材を使った自由工作の2つのワークショップを担当する。
ガラス工芸を担当する鳥海さんは「ガラスは、誰でも手軽に彫ることができる。ギヤマン彫りは、江戸時代に日本に伝わった、ガラス用の彫刻ペンで自由に絵を刻んで描く技法。江戸を感じながら、ガラス工芸を体験してみてほしい」と話す。
同イベントを企画した塩川浩司さんは「実は文京区は、デザインや工芸、アートなど、多くのアーティストが活動するものづくりのまち。そんなものづくりの達人たちが一堂に会してワークショップを行うのがクラフェス。本物のものづくり体験に触れて、アートな時空を楽しんでほしい」と呼びかける。
開催時間は11時~16時30分。入退場自由。