文京・目白台の肥後細川庭園(文京区目白台1)で11月22日、秋の紅葉ライトアップ「ひごあかり」が始まる。
同園は江戸時代に熊本藩細川家の下屋敷だった歴史を持ち、目白台の自然を生かした池泉回遊式庭園。紅葉のライトアップは2016(平成XX)年から行っている。
今回は高低差のある地形を生かし、紅葉を立体的に浮かび上がらせるライティングを実施。水面に映る松の雪づりや紅葉が幻想的な雰囲気を演出する。園内には全国で竹明かりを手がける総合プロデュース集団「CHIKAKEN(ちかけん)」による「アーティスティックな」竹明かりオブジェも登場する。
期間中は、熊本県、熊本市、山鹿市、永青文庫、ホテル椿山荘東京の協力により、細川家とのつながりを感じられる催しも行う。22日・23日には熊本県山鹿市で毎年8月に行われる「山鹿灯籠まつり」の山鹿灯籠踊りを西門広場で披露。松聲閣では熊本県の観光PRやくまモンデビュー15周年を記念したロゴマーク展示、国指定伝統的工芸品「山鹿灯籠」の展示や物産販売も行う。園内の喫茶「椿」では「肥後六花」をモチーフにした上生菓子と抹茶のセットを1服1,000円で提供する。
管理運営を担う日比谷花壇(港区)の太田諒美さんは「紅葉を立体的に浮かび上がらせるライティングや水面に映る雪づり、CHIKAKENによる竹明かりなど、期間限定の光景を楽しんでいただきたい。熊本県、熊本市、山鹿市の他、近隣の施設や利用者の支えで開催できる当イベント。東京にいながら熊本を感じていただければ」と話す。
夜間開園時間は17時30分~20時(最終入園は19時30分)。入園料は300円(未就学児無料)。荒天中止。11月30日まで。