文京区音羽の「S.H.P. OTOWA FAB STUDIO」（文京区音羽1）で11月21日、文学作品の朗読と紅茶を楽しむイベント「文豪達の書斎より～言葉と声が紡ぐ、文学の調べ～」が開かれる。主催はPLANET MAGIC。

会場となる「S.H.P. OTOWA FAB STUDIO」の入り口

　通信販売会社のフェリシモ（兵庫県神戸市）が展開する「文学作品イメージティー」とイベント制作を手がけるPLANET MAGICの協力により実現した。会場では坂口安吾著「桜の森の満開の下」を若手声優の清水星来さんと野々井爽さんが朗読する。演目の作品をイメージしたオリジナル・ティーをはじめ、各種文学作品をイメージしたティーを販売する。

　会場の「S.H.P. OTOWA FAB STUDIO」は倉庫を改修したレンタルスペース。アンティーク家具販売と空間デザインを手がけるS.H.P.が経営し、ヨーロッパ各地から買い付けたアンティーク家具や照明を配置した「アンティーク×クリエーティブ」空間で、撮影や展示、イベントなど多様な用途に対応している。

　企画したHighLight Tokyoディレクターの大西浩司さんは「何度か朗読劇イベントを制作する機会があり、弊社主催でも開きたいという思いが募っていった。以前から関わりがあった『文学作品イメージティー』を思い出し、会場も相まって非常に親和性のある公演になると思った」と話す。「文豪たちが暮らした場所で文学作品に聞き耳を立てていただき、現代社会の波からは少し離れた、ゆったりとした時間を過ごしていただければ」と呼びかける。

　19時開場、19時30分開演。料金は、通常席＝2,500円、プレミアム席（土産付き）＝4,000円。