千駄木のフレンチレストラン「ビストロ ラ・ペ)」(文京区千駄木4)が1月17日から、福島県浪江町産のニンニク「サムライガーリック」を使った期間限定メニューを提供する。明治大学マーケティング研究会の1年生6人とシェフの江口和樹さんが企画した。
サムライガーリックは、福島県浪江町の農園「ランドビルドファーム」の吉田さやかさんが栽培するブランドニンニク。1000年以上続く伝統行事「相馬野馬追」で活躍する馬の堆肥を使って育てられ、大粒で香りが強いのが特徴。浪江町で生まれ育った吉田さんは、東日本大震災による避難生活を経て2020年に故郷へ戻り、先祖から受け継いだ農地を生かそうと栽培を始めた。
学生たちは昨年10月に浪江町を訪れ、吉田さんの農園を見学。吉田さんの思いに触れ、東京での販路開拓を応援しようと飲食店への提案を始めた。12月には新大塚の居酒屋「でんでん太鼓」でフェアを実施。第2弾となる今回は、「サステナブルを原点に」をテーマに掲げる同店と、地方創生事業の一環としてコラボが実現した。
期間中、ランチタイムにサムライガーリックを使ったロールキャベツを全メニューに提供する。「香草レモンのローストチキン」「特製ハンバーグ」などのメインにロールキャベツを組み合わせ、価格は1,500円。ディナータイムには特別の「おまかせ6品コース」(4,800円)を用意する。
コースは、半熟卵と自家製燻製(くんせい)マスタードオイルのマヨネーズソースにガーリックで風味付けした「ウフマヨ」、ローズマリーとサムライガーリックでマリネした「ハマチのカルパッチョ」、規格外野菜をくりぬきサムライガーリックを使った詰め物を入れた温菜、同ガーリック入りポタージュ、サムライガーリックを使ったラタトゥイユ、赤ワインソースにガーリックチップスを添えた肉料理で構成する。
江口さんは「学生たちから話を聞いて、ぜひ一緒にやりたいと思った。浪江町の思いと学生たちの発想、当店の料理が一皿の中で重なる。サムライガーリックの新しい魅力を届けたい」と話す。
プロジェクトリーダーの千田柊寧(しゅうね)さんは「12月の居酒屋に続き、今回はフレンチで挑戦できてうれしい。相馬野馬追の伝統や吉田さんの思いを、東京の多くの人に届けたい」と力を込める。
営業時間は、11時30分~14時30分、18時~22時。フェアは1月31日までを予定し、食材がなくなり次第終了する。