暮らす・働く

駒込で「暗渠商店街」建築アイデアコンペ 若手建築家らと住民が描く未来

壁に掲出された提案パネルを前に真剣な表情で意見を交わす参加者たち

壁に掲出された提案パネルを前に真剣な表情で意見を交わす参加者たち

  • 3

  •  

 文京区と北区にまたがる駒込駅周辺の商店街を舞台にした建築アイデアコンペ「暗渠(あんきょ)商店街 U35実践アイデアコンペ」の公開最終審査会が2月21日、田端ふれあい会館で行われる。一般社団法人「ASIBA」(文京区本郷4)と一般社団法人「まちあそびラボ」(目黒区)が共催する。

かつて川が流れていた「暗渠」の地形。谷底に沿って住宅や店舗が密集する

[広告]

 同企画は、東京都の調査で商店街の担い手不足や空き店舗の常態化が課題となる中、かつて川が流れていた「暗渠」という地形的特徴を持つ駒込周辺の商店街に焦点を当てた。35歳以下の建築系若手人材からアイデアを募り、地域住民との対話を通じて新たな商店街の在り方を模索する。昨年10月に始め募集には全国から59件の提案が寄せられた。

 従来のコンペと異なり、地域の人々を巻き込むプロセスを重視する「まきコンペ」の手法を採用しているのが特徴。1次審査を通過した7組は、1月10日に実施した「アイデア構想会議」で地域住民や商店主と意見交換を行った。提案ごとにグループを組み、各テーブルでは空き家や人材の紹介、既存の取り組みとの接続など、地域のアセットを共有する場面が見られた。ワークショップや現地でのリサーチを通じてブラッシュアップされた提案が、最終審査の場で披露される。

 最終審査会当日は、通過者によるプレゼンテーションを実施。前半と後半に分けて発表した後、審査員の饗庭(あいば)伸さん(東京都立大学教授)や能作(のうさく)淳平さん(建築家)らによる公開審査と意見交換を行う。会場には地域住民も参加し、これからの商店街の姿を共に見届ける。

 まちあそびラボ代表理事の正林泰誠さんは「構想会議では、懇親会に飛び入りで参加してくださる方もいて、何かが動き出しそうな予感を強く感じた。実現性だけでなく商店街の概念を超える提案を目指しつつ、実装も見据えた結果、異なるスコープを持つ提案が残っている」と振り返る。「来場者が『私ならここで関われる』と感じられる瞬間をちりばめたい。駒込エリアに面白い人が次々と湧き出てくる暗渠商店街があるというイメージを育てていきたい」と期待を込める。

 開催時間は14時~17時。入場無料。申し込みは専用フォームで受け付ける。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース