文京・根津のカフェ「MATCHA & ESPRESSO MIYANO-YU」(文京区根津2)で現在、長岡里依さんの絵画個展「My Lie IF My Art.」が開かれている。
長岡さんは絵画を中心に制作する作家。アルコールインクやアクリルなど素材を横断しながら表現を行う。近年は絵画単体にとどまらず、額縁や立体物、空間構成まで含めて世界観を組み立てる展示形式に取り組んでいる。
今回の会場は元銭湯を改装したカフェで、展示空間は奥の元脱衣所スペースを使う。同展では、「額縁そのものも重要な構成要素にした」という。長岡さんは「作品を一つの存在として扱う姿勢から、額縁に色を施し、立体物を加え、画面の外側にまで世界を広げている」という。
「ワルツの踊り場」では、踊るような線で描いた人物を画面の右端に配置し、額縁の板に水色の絵の具を施し、アルコールインクやビー玉を組み合わせた。「ダイコンの恋とアヒル軍団」では、土に埋まりながら空を見上げる大根を描き、額縁にはピンクのアヒルを取り付けた。各作品には詩を添え、視覚と言葉が交差する構成とした。
長岡さんは「感情を整えすぎないことを大切にしている。作品を通して仲間を探している。同じ感情の断片をどこかで抱えている人と、言葉にならない形でつながれる可能性を信じている」と話す。
営業時間は9時30分~18時30分。観覧は無料だが、要ワンドリンクオーダー。2月23日まで。