文京区立関口台町小学校(文京区関口2)のPTAが2026年度、地域・卒業生・近隣大学と連携した新たな取り組みを始める。2025年度に取り組んだ組織・運営の抜本改革に続くもの。
同PTAは、共働き世帯の増加など保護者のライフスタイルが多様化する中で従来型の運営に限界を感じ、改革に着手。まず全保護者を対象とした匿名アンケートで意見を集めるところからスタートした。会長の川瀬峰人さんは「寄せられた意見の中にPTAそのものの廃止を望む声は一件もなかった。どのようなPTA活動なら価値があるか、どのあたりを見直すべきかという観点で多くの声を頂いた」と振り返る。
その後、保護者との対話会を重ね改革案を磨き上げた。入退会手続きの明確化、意思決定機関の3階層から2階層への見直し、ベルマーク活動など一部委員会活動の廃止、会費の約半額への減額を実施し、会員が主体的に参加できる仕組みを整えた。前会長の阿部広紀さんは「これまでPTA活動を支えてくださった方には思い入れもある。個別に話を伺いPTA改革に取り入れるべき点は取り入れ、見直すべき点は丁寧に説明して理解いただけるようにした」と話す。
2026年度からは、改革で得た余力を新たな取り組みへと生かす。同校の100周年記念事業で生まれたOB・OGとのつながりを活用し、社会で活躍する卒業生を招いた講演や子どもたちとの対談を検討。近隣大学のボランティアやサークルとの連携、「知的好奇心をくすぐる」実践的な授業なども視野に入れる。
阿部さんは「改革はこれまでの見直しだけでなく、PTAだからこそ実現できる魅力の再発掘がなければ長期的に成功しない」と話す。川瀬さんは「出入りは自由だけど活動が魅力的で参加してみたくなる、大人の部活動のようなPTAが全国に広がるといい」と話す。
同PTAの活動はホームページで公開している。