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文京・本駒込の地域交流施設「こまじいのうち」でバザー

「こまじいのうち」外観

「こまじいのうち」外観

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 地域交流施設 「こまじいのうち」(文京区本駒込5、TEL 070-6998-5114)で6月27日、「こまじいバザー」が開かれる。主催は駒込地区町会連合会。

「こまじいバザー」のポスター

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 2013年10月から、空き家を利用して、子供達や一人暮らしの高齢者、子育て中の母親など、誰でも自由に立ち寄れる「地域の居場所」創出に取り組んでいる同施設。ボランティアと地域団体が中心となって運営している。

 夏と冬の年2回開いている同バザーは、食器、子供服・ベビー用品、保存のきく缶詰などを各家庭が持ち寄って販売するもので、売上は同施設の運営費に充てられる。出品物は開催前日まで募集している。開催時間は11時~15時。

 同施設は子どもから高齢者まで幅広い年代が利用しているのが特徴で、文京区外からや外国人の利用も多い。同施設を通して、子どもと大人の交流が生まれたり、小さい子どもを持つ母親同士の情報交換の場として活用したりすることで子育て支援にもつながっている。

 毎月のプログラムはフェイスブックページで告知。文京区社会福祉協議会の浦田愛さんが「誰でも自由に来られる時間を大切にしたい」と話す「カフェこま」(利用料金100円)や、子連れの父母が対象の「ゆる育カフェ」(利用料金1組200円)を中心に、学習支援活動、囲碁教室、育児に関するイベントを開催している。

 同施設の秋元康雄さんは「『こまじいのうち』を始めた頃は、プログラムも少なかったが、今はびっしりと埋まっており、休館日に活動があることも。運営が大変になった部分もあるが、それはとてもうれしいこと」と話す。

 同施設は1年間に3,000人以上の利用があり、協力してくれたボランティアの数も延べ1,000人を超えたという。同施設の取り組みは、近年希薄になってきた地域の絆を再確認できるまれな例であり、地域プロジェクトのモデルケースとして、他エリアからの情報交換・協力要請も多数ある。それぞれの街に、第2・第3の「こまじいのうち」を作ろうと、地域の枠を超え、取り組みが広がっている。

 同施設の利用時間は10時~15時(イベント開催時は変則)。日曜・月曜休館。

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