文京・本郷の5つの商店街から成る「本郷商店会」が現在、「本郷百貨店」と題したイベントを開催している。
地域活性化に取り組むNPO法人「街ing(まっちんぐ)本郷」(文京区本郷4)の協力で実施している同イベント。「街全体で百貨店」をコンセプトに、参加店を「テナント」、街の地図を「フロアマップ」、街で販売している物や提供しているサービスを「取扱商品」とし、期間中は街全体が「本郷百貨店」となる。
「商店街で働く人たち」に光を当て、そうした人たち自身の街や商売に対する思いをショートストーリーに仕立てたコンテンツをホームページやSNS、フリーペーパーを通して発信。そのほか、期間中に参加店で買い物をしたレシートを集めて応募すると特製ギフトが当たる「レシートラリー」も展開している。
同NPOの杉本和歳さんは「商店街は個性豊かで魅力的な人が多い。このイベントを通して、商店街の『人』の魅力を知ってもらうきっかけになれば」と期待を込める。
イベント期間中、参加店がイベントのロゴマークの入った共通デザインの紙袋・包装紙を使ったり、商店街の街頭に店主の似顔絵を描いたフラッグを設置したりするなどして、「本郷百貨店」としての統一感を演出する。3月27日まで。