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中央大学6号館で博物学イベント 「モバイルミュージアム+ハンズオン6」

イベントのフライヤー

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中央大学後楽園キャンパス6号館(文京区春日1)で8月20日から、博物学にスポットを当てた市民公開イベント「モバイルミュージアム+ハンズオン6」が開催される。主催は日本進化学会(千代田区飯田橋3)。

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 東京大学総合研究博物館によると、「モバイルミュージアム」は、博物館に収蔵されている学術標本を小型ミュージアム・ユニットに組み入れて、社会のさまざまな場所に展開・流動させる日本初の遊動型博物館の取り組み。博物館の展示物を持ち運び可能な形にパッケージ化することで、さまざまな空間を一時的にミュージアム空間として活用できるという。

 展示会「モバイルミュージアム マクロ先端的博物学の世界と創生」では、最先端の学術研究の場で使われる年代測定器をはじめ、ほ乳類、チョウ、貝、魚、植物、化石、隕石(いんせき)などの標本、投槍器、石像などの資料を展示する。

 展示は全てで12テーマで、主なものとして矢後勝也さん(東京大学総合研究博物館/昆虫自然史学)による「ブータンシボリアゲハとその近縁種の系統地理と進化史」、小薮大輔さん(東京大学総合研究博物館/比較解剖学)による「胎児の進化」、椎野勇太さん(新潟大学教育研究院自然科学系/進化形態学)による「絶滅腕足動物の機能デザイン」など。

 全12のテーマのうち9テーマの展示品は、8月22日に開く「Hands On 6 博物学でふれあうハンズオン・ギャラリー@進化学会」で、普段は触れることのできない標本や資料に実際に触れることができる。開催時間は10時30分~16時00分。入場無料。小学生以下は要保護者同伴。

 8月23日は、東京大学総合研究博物館の遠藤秀紀さんの司会で各分野の研究者たちが講演を行う市民公開講座「恐竜、昆虫、サル、コケ…進化に挑戦する学者たち」を開く。日本進化学会は「研究者たちが日ごろ見せる博物学に向ける『狂気』ともいえる情熱を感じてもらえれば。ある時は地の果てでのたうちまわり、小難しいデータと闘い、標本を担ぎ上げ、書物に埋もれる。研究者たちの生の姿から、知の力強さと怪しさをのぞき見ていただければ」と話す。13時10分開演(15時10分終演予定)。入場無料。

 開館時間は10時~16時。入場無料。8月23日まで。

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