お茶の水女子大学（文京区大塚2）が11月29日、創立140周年を迎えることを受け、記念事業と記念式典を開催する。開催日は同28日・29日。

お茶の水女子大学・外観

　1875（明治8）年に「東京女子師範学校」として御茶の水の地で開校した同校。1923（大正12）年の関東大震災で校舎が焼失し、1932（昭和7）年に現在の大塚の地へ移転した。戦後、1949（昭和24）年の新制大学発足時に、開学の地名から「お茶の水女子大学」へと名称を変え、現在に至る。

　記念事業では、同校の歴史を振り返るほか、外山滋比古名誉教授による特別講演や、同校経営協議会委員で宇宙飛行士の毛利衛さんによる特別記念講義「Challenging the Unknown」、音楽と舞踊によるパフォーマンスなどを開催する。

　記念式典では、学長式辞や名誉博士称号授与式、名誉学友記・感謝状贈呈、本田和子元学長が特別講演を開く。

　同学の室伏きみ子学長は「わが国初の女性のための官立高等教育機関として設立されてから、日本と世界の豊かな未来を創造する優れた女性人材を育成するための努力を続けてきた。これを機に、本学が歩んできた道を振り返り、さらにこれからの140年へ向けて、新たな将来像を描く機会としたい。多くの方にお越しいただければ」と話す。

　記念事業は28日10時30分～。記念式典は29日10時30分～。会場は徽音堂。いずれも入場無料。問い合わせは企画戦略課・広報担当（TEL 03-5978-5105）まで。