洋菓子店「TRES CALME(トレカルム)」(文京区千石4、TEL 03-3946-0271)が現在、地元のコーヒー店「Bees Coffee(ビーズコーヒー)」(同区千石1)とコラボレーションした新商品「キャラメル・キャフェ」を販売している。
「トレカルム」店主の木村忠彦さんが「地元の店とコラボした商品を作って、地域を盛り上げていけないか」と考案した同商品。
「ビーズコーヒー」の販売するコーヒー豆「ブラジル マッタデミナス サンタカタリーナ キャラメラード」を使って、コーヒー、キャラメル、アーモンドのムラングシャンティ(メレンゲと生クリームのケーキ)に仕上げた。キャラメルのような香りとコクが特長という。価格は450円。
昨冬には、第1弾としてコーヒー豆「ピーベリー」を使ったコラボ商品も販売した。木村さんは「当店を知らない人がビーズコーヒーから来てくれたり、逆に当店でケーキを買った人がビーズコーヒーに行ってくれたりした。千石の町をお客さんが歩いてくれるきっかけとなった」と話す。現在、ほかにもさまざまな業種の店に声を掛け、コラボ企画を模索しているという。
「千石出身で、両親は同所で金物屋を営んでいた」という木村さんは「地元からの『近くに禁煙でコーヒー飲めるところがない』『近くにパン屋がない』という声をきっかけに、イートインスペースの設置やパンの販売を決意した」と話す。「地域密着型で、地域の期待に応えていけるような店にしていきたい」と意気込む。
「今後は千石の町がもっとにぎやかになるように、まずは自分の店から成功例を作っていきたい。いずれ地域にいろいろな店が出店してくれるようになれば」とも。
営業時間は10時30分~20時。月曜定休。