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文京・播磨坂近くに「酔処 ちょこや」 下戸の利き酒師がオープン

時計回りに上から「根菜と和牛スジ煮込み」「鰯(いわし)の梅煮」「メヒカリの一夜干し」

時計回りに上から「根菜と和牛スジ煮込み」「鰯(いわし)の梅煮」「メヒカリの一夜干し」

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 播磨坂近くの千川通り沿いに6月1日、居酒屋「酔処 ちょこや」(文京区小石川5、TEL 03-5802-6335)がオープンした。

利き酒師の資格をもつ店主の野中仁史さん

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 和食を中心に各地の日本酒をそろえる同店。店主の野中仁史さんは「将来自分の子どもにも安心して食べてもらえるものを」と調理に化学調味料などを使わず、だしや素材の味を生かした料理にこだわる。店舗面積は約11坪で、席数は12席。

 野中さんは料理専門学校を卒業後、すし店や割烹、古民家居酒屋などを経て、小石川に同店を開いた。「30歳までには独立するという夢があった」という野中さん。同店オープンの直前には、人出の足りない店を手伝う職人「助」として虎の門の日本料理店で働き、開業資金をためたという。

 これまでの職場の中には日本酒を中心とした店もあり、「(自分は)酒はほとんど飲めないけれど、料理人として下戸なりにもお客さんに日本酒の特徴や料理との相性などをちゃんと説明できなければ」と利き酒師の資格を取得したという。野中さんは「話をしながら一緒にお酒を選んだり、好みの日本酒を探す手伝いができたりすれば」と話す。

 同店では、メニューに「からくち」「うまくち」「薫酒」「芳醇」など、野中さんがテイスティングし分類した日本各地の日本酒が40種近く並ぶ。店名の「ちょこや」は、「いろいろな日本酒を御ちょこで少しずつ飲み比べてもらえるように」と命名。日本酒は1合や半合で提供するほか、ちょこ売り(300円~)にも応じる。

 看板メニューは「鰯(いわし)の梅煮」(800円)。「お酒を飲みながら食べるのが煩わしくないように」と骨をできるだけ取って、そのまま食べられるように工夫する。そのほか「根菜と和牛スジ煮込み」(800円)や日替わりで「お薦め」の品を用意する。ランチには「刺し身定食」「牛スジ丼」など4品を900円で提供する。

 野中さんは「昔から仕事帰りなどに気軽に寄れる居酒屋のような店をやりたかった。話をしながら、ゆっくりと過ごしてもらえる店にしていければ」とほほ笑む。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時~24時。

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