![完成したニットタイを身に着けた参加者と講師陣](https://images.keizai.biz/bunkyo_keizai/headline/1518538503_photo.jpg)
文京・本駒込の駒込地域活動センター(文京区本駒込3)で1月28日から2月11日まで全3回、男性向け編み物講座「男子ニット部~Season5~」が開催された。同区主催。
あらゆる世代の区民が気軽に地域活動に参加できる交流の場の提供や地域活動を担う人材発掘・育成を目的とする「ふれあいサロン事業」の一環として2013年から続く同講座。「地域活動への男性の参加が少ないことから、あえて奇をてらって『手芸』で男性に呼び掛けてみた」のが始まりという。実技指導は、「ニットの貴公子」の異名をもつ広瀬光治さんが学院長を務める霞ヶ丘技芸学院の講師陣が務めた。
5年目となる今回は「アフガン編みのニットタイ」に挑戦。最終日の11日には、参加者全員が作品を完成させた。
太田吉保さんは、前シーズンに初参加した際に編んだニット帽をかぶって参加。「なぜ男子がニットなのか、意外性に引かれて参加した。覚えたら面白くて、今までに同じ帽子を8つ編んだ。転勤が決まった上司にプレゼントして驚かれたこともある」とはにかむ。
自作のニットタイを着けて出勤することもあるという鎌形太郎さんは、職場の先輩に誘われて参加。「講座修了後もここで知り合った仲間と活動を続けている。花見の時期にニットアウト(=屋外で編み物をすること)を楽しんだり、趣味の登山に毛糸を持参したりしたこともある」と話した。
鎌形さんを誘った先輩・桜井明さんは海外出張のため最終日は欠席したが、講座中、リアルタイムで飛行機の座席で編んでいる画像がメールで送られた。
講座終了時には参加者がそろって鏡に向かい、ネクタイを結ぶ姿が見られた。